第92話 兄貴はつらいよ
こんにちは、ぼっちゃんが留守なので、代理としてギルドのたまり場に 顔を出してみたHORNETです。 自分で言うのも何ですが、ホント私って色々な仕事しますよね〜。 まさに執事の鑑ってカンジですよ(〃▽〃)
そんな私を、ギルドの皆さんはとてもあたたかく迎えてくれました^^
そりゃもう熱烈歓迎で(−−;
ぼっちゃんのお友達、やっぱり相当凶悪ですよぅ(ノ◇≦。)
私には・・・荷が重すぎます。 ぼっちゃん、帰ってきてくださいーーーーーー><;
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どうも、STINGです。 いま僕は母さんに呼び出されて、アケルファに来ております。 母さん、ずいぶん慌ててるようだけど何があったんだ?
STING母: 「HUMMELがリバイブガーデンってところで変な事件に まきこまれてるらしいのよ。悪徳商会とか山賊とか物騒な噂も 聞いてるし、私、心配で・・・」
ああ、それは多分リバイブガーデンの種クエってやつだね。 シシガシラ率いる山賊が激しくいい味出してて、とても好きなクエです。 まあそんなに高いレベルの敵が出てくるわけじゃないから、 HUMMELなら心配いらないんじゃない?
STING母: 「何ノンキなこと言ってるのよ。 HUMMELって純粋で優しい子だから、悪い人にだまされたり してないかどうか心配なのよ。だからそんなことのないように、 性格がねじくれまがったあなたのような子が HUMMELを守ってあげるべきだと思うの。」
・・・母さん、さりげなく傷つくこと言うね(−−;
要するに、HUMMELが無事に帰ってくるように護衛しろという ことですね。まあ母さんの頼みなら仕方ない、行ってみましょう。 種クエなら、護衛が必要だとしても山賊討伐のところくらいだから お安い御用だしね。
ほいじゃ、いってきま〜す( ̄◇ ̄)ノ
いたいた、追いつきました^^ ここは深緑の山道。山賊のアジトへ続く、わりと短いダンジョンですね。
すぐに合流しても良いのですが、ここはあえて声をかけず、後ろから こっそりと彼の戦いっぷりを見届けることにしましょう。 もちろん、ピンチになるようなことがあったら、すぐに駆けつけますよ。 ふふ、僕って『頼りになるお兄ちゃん』ですねぇ^^
さあHUMMEL、この兄が見守ってあげるから存分に戦うがよい!!
ヴシュウッ!!
・・・いや、僕はいいから(。−`ω−)ノ
えーいうっとうしい、どけどけー!! さっさと片付けてHUMMELの尾行を続けるぞっ。
いかんいかん、見失ってしまう。 ちょっと待て、ゆっくり歩けHUMMEL〜><ノ
ヴシュウッ!!
なぜ僕ばかりエンカするぅぅ_| ̄|○
〜頂上までのエンカ回数〜 HUMMEL:1回 (逃走1発成功) STING :5回
これはつまりアレですか、 生まれもった星の差ってやつですか・・・
HUMMEL、おまえはもっと苦労しろ(−−;
そして、山賊アジトへ到着。 いまHUMMELの前にいるのがボスのシシガシラ。 さすがにボス戦くらいは手伝ってあげましょうかね。 ていうか兄の偉大さ、そしてグレイトっぷり(←同じ) をHUMMELにしっかり教えてあげないとねっ(= ̄Д ̄)y─┛゜゜゜゜
お〜い、HUMMEL〜。 おまえのエクセレントブラザーが来てやったぞ〜。
HUMMEL: 「兄ちゃん!! 来てくれたんだーー」
おうよっ^^b 僕が来たからにはもう何も心配いらないぞぉ♪
さあ、山賊シシガシラを倒すぞっ!!
よっしゃ、ばっちこーい!!( ̄◇ ̄)ノ いいかHUMMEL、手下は無視してシシガシラ集中攻撃でいくぞ。 奴さえ倒せば手下は逃げ・・・
って、あれ??
おーーーーい ヾ(-ω-;)
なに高見の見物しとるかーーー!! おまえも一緒に戦わんかーい!!
HUMMEL: 「だって、ボス戦ってスキル経験値入らないんでしょ?」
いや、何しに来たんだおまえはっ><; あのな、ボスを倒さないとストーリーが進まないからね。 だから、たとえスキル経験値入らなくても兄を一人で突撃させたりせず 君も戦わなくちゃならないんだよわかったかいコンチクショウ(−"−;
HUMMEL: 「うん、わかったよ兄ちゃん。僕頑張るよ!!」
同じボスと同時かつ別々に戦う兄弟の図↑
いや、護衛に来た意味ないやん(−−;
何はともあれ、2人とも見事勝利しました。 ふむ。HUMMELもなかなかやるではないか。 ていうか護衛は本気で必要なかったってことですかそうですか^^;
というわけで、リバイブガーデンに戻ってきました。 奥にいる緑色の髪の男が、山賊と手を組んだシキミさんです。
これから彼に山賊とつながりがあった証拠をつきつけ、 「それを仲間に公表するつもりですか?」というシキミの問いに 「No」と答えると、後で相当強いボスと戦うことになってしまいますが、 「Yes」と答えれば、話が勝手に進んで最終的にはリーフポット (やり直しの種最大5個入り)を貰うことができるのです^^
まあ、急いで種が欲しいわけでもありませんが、せっかくアケルファに 来たのでおみやげ代わりに貰って帰るのもいいかもですね♪
シキミ: 「それを仲間に公表するつもりですか?」
HUMMEL:
「いいえ。」
なんですとぉー!!Σ(@д@ノ)ノ
・・・そんなわけで、次にストーリーが動く夜まで待つことに。
HUMMEL、なんで「No」なんだよ。 「Yes」って言えば種もらって終了だったのに。
HUMMEL: 「悪いことした証拠を公表って・・・なんかチクリみたいで嫌。 そんな事したら、後で皆の前で『この中に裏切り者がいる』 とか言われてバットでボコボコに殴られちゃうんだよ?」
何かの西洋ヤクザ映画かい。変な知識ばっかりあるなおまえは。 しかし、あそこで「No」と答えちゃったせいで、夜に訪れる 悪徳商会のボディガード「無限刀のエッジ」なる男と戦うハメに なってしまいました。かなり強いという噂です・・・
しかし、こうなった以上やるしかないですね!! 兄弟パワーで強敵を粉砕しますよ!!
そして夜。 来ましたよ、「無限刀のエッジ」が。 相手にとって不足なし。いざ、いくぞHUMMEL!!
うおおおおぉぉぉぉぉ!!( ̄◇ ̄)ノ
はうっ ヽ(゜◇、゜;)ノ
あっさりやられました。惨敗です・・・ エッジのレベルはなんと80でした。 とても歯が立つ相手ではなかったようです。
でも・・・でも、そんなことよりも・・・
どこ行ったんじゃ
HUMMELはぁぁぁヾ(`Д´)ノ"
もともと僕は来たくてここに来たわけでもないのに・・・
エッジと戦うことになったのもHUMMELに付き合っただけなのに・・・
何故にまた、気が付けばひとりオンステージ? オンリーロンリー?
僕は一体、何しに来たんでしょうか・・・ るるりら〜♪ (=TДT)y─┛゜゜゜゜ (↑悲しみの鼻歌)
HUMMEL: 「・・・というわけで母さん、証拠つきつけた時点でシキミさんも 改心してたし、もうそれでいいんじゃないかと思うんだ。 そこからはもう自分達で解決すべき話で、よそ者の僕が 口出しをすることじゃないよね?」
STING母: 「まあ、HUMMELったら、すっかり大人になったのね〜。 お母さんは嬉しいわよ♪ それにひきかえSTINGは、HUMMELをほったらかして どこをほっつき歩いてるのかしら。ちゃんと守るように頼んだのに。 ホント、困った子ねぇ。」
・・・泣くな、耐えろ僕(ノへ≦。)
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