第92話 兄貴はつらいよ

 

 

 

こんにちは、ぼっちゃんが留守なので、代理としてギルドのたまり場に

顔を出してみたHORNETです。

自分で言うのも何ですが、ホント私って色々な仕事しますよね〜。

まさに執事の鑑ってカンジですよ(〃▽〃)

 

そんな私を、ギルドの皆さんはとてもあたたかく迎えてくれました^^

 

 

 

 

 

 

 

そりゃもう熱烈歓迎で(−−;

 

 

 

 

 

ぼっちゃんのお友達、やっぱり相当凶悪ですよぅ(ノ◇≦。)

 

私には・・・荷が重すぎます。

ぼっちゃん、帰ってきてくださいーーーーーー><;

 

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

どうも、STINGです。

いま僕は母さんに呼び出されて、アケルファに来ております。

母さん、ずいぶん慌ててるようだけど何があったんだ?

 

 

STING母:

「HUMMELがリバイブガーデンってところで変な事件に

 まきこまれてるらしいのよ。悪徳商会とか山賊とか物騒な噂も

 聞いてるし、私、心配で・・・」 

 

 

ああ、それは多分リバイブガーデンの種クエってやつだね。

シシガシラ率いる山賊が激しくいい味出してて、とても好きなクエです。

まあそんなに高いレベルの敵が出てくるわけじゃないから、

HUMMELなら心配いらないんじゃない?

 

 

STING母:

「何ノンキなこと言ってるのよ。

 HUMMELって純粋で優しい子だから、悪い人にだまされたり

 してないかどうか心配なのよ。だからそんなことのないように、

 性格がねじくれまがったあなたのような子が

 HUMMELを守ってあげるべきだと思うの。」

 

 

・・・母さん、さりげなく傷つくこと言うね(−−;

 

 

要するに、HUMMELが無事に帰ってくるように護衛しろという

ことですね。まあ母さんの頼みなら仕方ない、行ってみましょう。

種クエなら、護衛が必要だとしても山賊討伐のところくらいだから

お安い御用だしね。

 

ほいじゃ、いってきま〜す( ̄◇ ̄)ノ

 

 

 

 

いたいた、追いつきました^^

ここは深緑の山道。山賊のアジトへ続く、わりと短いダンジョンですね。

 

すぐに合流しても良いのですが、ここはあえて声をかけず、後ろから

こっそりと彼の戦いっぷりを見届けることにしましょう。

もちろん、ピンチになるようなことがあったら、すぐに駆けつけますよ。

ふふ、僕って『頼りになるお兄ちゃん』ですねぇ^^

 

さあHUMMEL、この兄が見守ってあげるから存分に戦うがよい!!

 

 

ヴシュウッ!!

 

 

 

 

 

・・・いや、僕はいいから(。−`ω−)ノ

 

 

 

えーいうっとうしい、どけどけー!!

さっさと片付けてHUMMELの尾行を続けるぞっ。

 

 

 

 

いかんいかん、見失ってしまう。

ちょっと待て、ゆっくり歩けHUMMEL〜><ノ

 

 

ヴシュウッ!!

 

 

 

 

 

なぜ僕ばかりエンカするぅぅ_| ̄|○

 

 

 

 

〜頂上までのエンカ回数〜

HUMMEL:1回 (逃走1発成功)

STING   :5回

 

 

これはつまりアレですか、

生まれもった星の差ってやつですか・・・

 

 

HUMMEL、おまえはもっと苦労しろ(−−;

 

 

 

 

そして、山賊アジトへ到着。

いまHUMMELの前にいるのがボスのシシガシラ。

さすがにボス戦くらいは手伝ってあげましょうかね。

ていうか兄の偉大さ、そしてグレイトっぷり(←同じ)

をHUMMELにしっかり教えてあげないとねっ(= ̄Д ̄)y─┛゜゜゜゜

 

お〜い、HUMMEL〜。

おまえのエクセレントブラザーが来てやったぞ〜。

 

HUMMEL:

「兄ちゃん!! 来てくれたんだーー」

 

おうよっ^^b

僕が来たからにはもう何も心配いらないぞぉ♪

 

さあ、山賊シシガシラを倒すぞっ!!

 

 

 

 

よっしゃ、ばっちこーい!!( ̄◇ ̄)ノ

いいかHUMMEL、手下は無視してシシガシラ集中攻撃でいくぞ。

奴さえ倒せば手下は逃げ・・・

 

って、あれ??

 

 

 

 

 

おーーーーい ヾ(-ω-;)

 

 

 

 

 

なに高見の見物しとるかーーー!!

おまえも一緒に戦わんかーい!!

 

 

HUMMEL:

「だって、ボス戦ってスキル経験値入らないんでしょ?」

 

 

いや、何しに来たんだおまえはっ><;

あのな、ボスを倒さないとストーリーが進まないからね。

だから、たとえスキル経験値入らなくても兄を一人で突撃させたりせず

君も戦わなくちゃならないんだよわかったかいコンチクショウ(−"−;

 

 

HUMMEL:

「うん、わかったよ兄ちゃん。僕頑張るよ!!」

 

 

 

 

同じボスと同時かつ別々に戦う兄弟の図↑ 

 

 

 

いや、護衛に来た意味ないやん(−−;

 

 

 

 

 

何はともあれ、2人とも見事勝利しました。

ふむ。HUMMELもなかなかやるではないか。

ていうか護衛は本気で必要なかったってことですかそうですか^^;

 

 

 

というわけで、リバイブガーデンに戻ってきました。

奥にいる緑色の髪の男が、山賊と手を組んだシキミさんです。

 

これから彼に山賊とつながりがあった証拠をつきつけ、

「それを仲間に公表するつもりですか?」というシキミの問いに

「No」と答えると、後で相当強いボスと戦うことになってしまいますが、

「Yes」と答えれば、話が勝手に進んで最終的にはリーフポット

(やり直しの種最大5個入り)を貰うことができるのです^^

 

まあ、急いで種が欲しいわけでもありませんが、せっかくアケルファに

来たのでおみやげ代わりに貰って帰るのもいいかもですね♪

 

 

 

 

シキミ:

「それを仲間に公表するつもりですか?」

 

 

 

 

HUMMEL:

 

「いいえ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんですとぉー!!Σ(@д@ノ)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・そんなわけで、次にストーリーが動く夜まで待つことに。

 

HUMMEL、なんで「No」なんだよ。

「Yes」って言えば種もらって終了だったのに。

 

HUMMEL:

「悪いことした証拠を公表って・・・なんかチクリみたいで嫌。

 そんな事したら、後で皆の前で『この中に裏切り者がいる』

 とか言われてバットでボコボコに殴られちゃうんだよ?」

 

 

何かの西洋ヤクザ映画かい。変な知識ばっかりあるなおまえは。

しかし、あそこで「No」と答えちゃったせいで、夜に訪れる

悪徳商会のボディガード「無限刀のエッジ」なる男と戦うハメに

なってしまいました。かなり強いという噂です・・・

 

しかし、こうなった以上やるしかないですね!!

兄弟パワーで強敵を粉砕しますよ!!

 

 

 

そして夜。

来ましたよ、「無限刀のエッジ」が。

相手にとって不足なし。いざ、いくぞHUMMEL!!

 

うおおおおぉぉぉぉぉ!!( ̄◇ ̄)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

はうっ ヽ(゜◇、゜;)ノ

 

 

 

 

 

 

あっさりやられました。惨敗です・・・

エッジのレベルはなんと80でした。

とても歯が立つ相手ではなかったようです。

 

 

 

でも・・・でも、そんなことよりも・・・

 

 

 

 

 

 

どこ行ったんじゃ

 

HUMMELはぁぁぁヾ(`Д´)ノ"

 

 

 

 

 

 

 

もともと僕は来たくてここに来たわけでもないのに・・・

 

エッジと戦うことになったのもHUMMELに付き合っただけなのに・・・

 

何故にまた、気が付けばひとりオンステージ? オンリーロンリー?

 

 

 

 

僕は一体、何しに来たんでしょうか・・・

るるりら〜♪ (=TДT)y─┛゜゜゜゜

(↑悲しみの鼻歌)

 

 

 

 

HUMMEL:

「・・・というわけで母さん、証拠つきつけた時点でシキミさんも

 改心してたし、もうそれでいいんじゃないかと思うんだ。

 そこからはもう自分達で解決すべき話で、よそ者の僕が

 口出しをすることじゃないよね?」

 

STING母:

「まあ、HUMMELったら、すっかり大人になったのね〜。

 お母さんは嬉しいわよ♪

 それにひきかえSTINGは、HUMMELをほったらかして

 どこをほっつき歩いてるのかしら。ちゃんと守るように頼んだのに。

 ホント、困った子ねぇ。」

 

 

 

 

 

・・・泣くな、耐えろ僕(ノへ≦。)

 

 

 

 

 

←BACK ◆ TOP ◆ NEXT→