第91話 行列のできない鑑定所

 

 

 

 

こんにちは、御用達鑑定士に昇格しても扱いは全く変わらず、

ぼっちゃんの借金返済の足しにするためにまたまたガラクタ鑑定

なんぞをさせられているHORNETです。

こんな地味なお金の貯め方じゃ、返済するのはいつになるやら(−−;

 

しかし、長い月日を経てようやく御用達になったのに

その記念企画が前回のアレで終わりってひどすぎませんか?

あれって史上最大の手抜き雑記ですよ!?

 

 

STING:

「なんだ、雑記1話分を丸々使ってやったってのにまだ不服か?

 っていうか、おまえは一体どうしてほしいんだ?」

 

 

えーとですね、ただ「御用達になった」っていう報告だけじゃなくて

見せ場が欲しいのです!!

「これぞ御用達!!」っていう私の大活躍シーンが!!

 

 

STING:

「わかったわかった。

 それじゃあ・・・

 

 

 白熊捕獲してこい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼへっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、だから

 

そうじゃなくて(−−;

 

 

 

 

 

鑑定まったく関係ないでしょうがー!!

私が求めているのは「鑑定士としての」活躍の場です!!

白熊が欲しいなら、本職の封印さんに頼んでくださいよー!!

 

STING:

「うーん、じゃいいや。

 特に欲しいわけでもなかったし。」

 

 

 

 

・・・こいつ、マジで死ねばいいのに(−"−;)

 

 

 

 

しかしそんな文句も、言ってみるものです。

 

その後ぼっちゃんから許可が下りて、ついに実現したのです。

 

 

 

 

御用達昇格記念・

 

無料鑑定屋の開店です♪

 

 

 

 

そうですよ、こういうことがやりたかったんですよっ!!

気合を入れて、今日はいつものバケツじゃなくオシャレな帽子で

キメてみましたー♪

 

私のようなダンディナイスガイが店を出してるというだけでも

お客さんが殺到しそうなのに、かつ無料となればもう

押すな押すなの大騒ぎ、ギャルがわんさか押し寄せてたちまち

お店はハーレム化、パラダイスヘブン一直線ですね!!

 

東門周辺の場所が埋まってたので、やむなく城中庭に設置する

こととなりましたが、まあ問題ないでしょう(= ̄Д ̄)y─┛゜゜゜゜

 

ぼっちゃんも応援してくれて、

 

「お客さんが来るように、おまえのprofに宣伝メッセージを

 書いておいたからな。勝手に書き換えちゃダメだぞ♪」

 

と言ってくれました。

でもprofに宣伝メッセージって・・・何を書いてくれたんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

いやちょっとちょっとヾ(-ω-;)

 

 

 

 

 

これまた鑑定屋とは全く関係ない内容だし><;

ていうかこれを読んですぐ、とりあえずDuがちゃんとONになってるか

確認してしまう自分の性格が嫌いです(−−;

 

というわけで、無料鑑定屋(兼 無料飛ばされ屋)のスタートです。

いつお客さんが襲いかかってくるかわからないというのは

なんともスリリングです^^;

とはいえ、profを見なきゃ気付かないわけだし、見たとしても本当に

攻撃してくるかどうかはまた別の話ですから、そんなに気にしなくても

大丈夫かもしれませんね。

 

 

 

とか言ってる間に、一人目のお客さんが来ました^^

 

おおっ、ギャルですよギャル!!

いらっしゃ〜い(≧▽≦)ノ彡☆

 

 

 

 

ブシュウッ!!

 

 

 

 

 

 

いきなりですかっ!!@@;

 

 

 

 

 

初っぱなから、先が思いやられます・・・

 

 

 

 

 

 

ずどん。

 

 

 

 

 

 

・・・ありがとうございました、またのお越しを〜( T ▽ T )ノ彡☆

 

 

 

 

 

さて、気合を入れなおしますよ。

 

むしろ今のは余興、これから鑑定しまくって

モテモテ街道を驀進しますよー!!( ̄◇ ̄)ノ

 

・・・てな感じで私の方はやる気マンマンなのですが、

肝心のお客さんがなかなか来ません。

おかしい、こんなはずは・・・

 

 

「こばわー」

 

「こんばんはー」

 

「(′・ω・`)ピヨ♪」

 

 

 

来るのは野次馬ばかりヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

既に、ただの身内のたまり場と化している私の露店(−−;

あげくの果てに、なんか横で料理までされてるし。

そして、相変わらず来ないお客さん。

 

なぜだなぜなんだ、私はここにいるのにー!!

そうだやっぱりこの中庭という場所が悪いんだ、これが東門なら

今頃は女の子のお客さんに囲まれてウハウハなんだー!!

 

というわけで、いつしか場所も空いてきたとのことですので、

すぐに東門という名のモテモテ街道へ移動だぁ!!

 

 

 

れっつごーーー♪

しかし、露店開くだけなのにゾロゾロと4人編成。

どう見ても、この光景はこれから冒険に向かうPTですね^^;

 

 

 

 

そして東側病院周辺にて、改めて露店再開です。

 

すると、どうでしょう。

 

さすがは賑やかな東門周辺、すぐ状況に変化が起こりました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

野次馬が増えました(爆)

 

 

 

 

 

東門効果、テキメンですねっヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

 

 

しかもこの野次馬、

 

暇つぶしで襲ってくるし><;

 

 

 

 

 

 

何ですか4人がかりって@@;

こんなか弱い私を相手に・・・それはあんまりですっ・・・

あなた達は鬼か、悪魔かーーーーー!!(ノ◇≦。)

 

 

 

まあ、どうせ一撃で飛ぶんだから

相手が何人でも同じですが(= ̄Д ̄;)y─┛゜゜

 

 

 

 

そんなこんなで、矢のように過ぎていく時間。

そろそろ、東門周辺からも人の気配が少なくなってきました。

いやいや、マジですか?@@;

私の夢の時間は・・・もう終わりなんですか?

 

 

 

しかし、ここから奇跡が起こったのです。

 

最後の最後で、いきなりお客さんが押し寄せたのです。

 

それはもう、まさに波のように・・・

 

そう、ついに来たのです、フィーバーが!!

 

 

さあ、とくとご覧あれ

 

私のビッグ・ウェーブを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人ヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビッグウェーブ、終了。

 

 

 

 

 

 

こうして、私の御用達昇格記念企画は幕を閉じたのでした。

 

 

STING:

「どうだHORNET、満足したか?」

 

 

あ、はい・・・

そりゃもう、堪能しましたよ(ノ◇≦。)

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、その後またいつもの場所へ戻り

ガラクタをいっぱいに抱えてひたすら鑑定しまくることで、

お客さんが殺到する自分の露店を想像する私でありました。

 

あ〜忙しい忙しいっ。

ハイ次のお客さん、どうぞ〜ヽ(;▽、;)ノ

 

 

 

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