第18話 裸族でGO!!(後編)
どーも、HORNETです。
STING坊ちゃんの気まぐれのせいで鑑定士に転職し、
このクソ暑いなか食料品店に閉じこもって、修行という名目の下に
何十匹という魚をただひたすら眺め続ける毎日でございます。
激しくつまらないです(泣)。
で、それを命じたSTING坊ちゃんはというと、
「ちょっと涼しいところへバカンスへ行ってくるから♪
サボらないでしっかり修行しとけよ〜^^」
とか言って、一人で出かけちゃってるし。
ああ、バカンスですか・・・うらやましい限りです。
今ごろ坊ちゃん、楽しんでるんだろうなあ・・・・
いいなあ・・・
◆
◆
◆
ほげえええええ><;
・・・こんにちは。激痛のあまり、すっかりテンションが
壊れかけのRadioなSTINGです。
おかしいなあ、楽しいバカンスのはずだったのに。
なんでこんな血みどろツアーになってるんでしょうか?
ていうかレオン(使い魔の白銀の名前)!!
しっかり護衛しろーーーー!!
いま僕の命令を無視しなかったか(怒)!?
もう、最近レオンが言うこときかなくて・・・・
今はたまたま、倒れただけで怪我は黄色のままで済みましたが、
このままじゃホントにシャレにならんぞ・・・
とか言ってる間に、なんとか洞窟を抜けました。
でも、目的地である雪原・アルバネスに行くには確か
もう一つ別の洞窟を抜けなければならなかったはず。
というわけで、LP1の黄色怪我のまま旅は続行です!!
・・・せめてLPだけでも回復しろって?
いやいや、このギリギリ感がいいんですよ。
そう、
ギリギリの感じなんですよ、好きなのは。
生ぬるい温泉はまだちょっとでいいんですよ。
と、どこかで聞いたようなフレーズで独り言に興じている間に、
またもエンカウント。
よし、またまた逃げるぞ!!
レオン、今度はしっかり護衛しろよ!!
だから、言うこと
きけってばーーー><;
あっさり「No」とか言うなよ!!
って、あ。
転んじゃった・・・・
てことは・・・
ふごほおぉぉぉぉっ。
赤い、赤いですよ先生><;
レオン・・・・おまえって奴は・・・・
おまえを信じたせいで、僕の魂は発射準備OKだよ;;
もうおまえ、ダメ!! 他の奴と交代しろー!!
頼むぜ、ゴーレム三郎♪
さっそく「護衛」スキルの試しうちだ!!
おお、おまえはなんて
いい奴なんだ(嬉泣)
これなら、なんとか先に進めそうです♪
いくぞ三郎ーー!!
っていうか、2つ目の洞窟(セレーネ西洞窟)に入る前に、
もう既に雪景色が見え始めてるんですけど・・・
ってことは、もう目的達成?
いやいや、そんな中途半端は
プライドにかけて許さん(爆)。
アルバネスに行くと言ったからには、最後まで貫き通す!!
アルバネスに着くのが先か、魂が飛ぶのが先かです!!
というわけで、セレーネ西洞窟へ突入!!
さあ、来るなら来やがれっ!!
でもなるべくなら来るなっ(笑)!!
フル装備時でも絶対勝てない
ような敵キタ━━ヽ(゜∀゜)ノ━━!!!!!!
(基本事項の確認 : 現在STINGは、素っ裸です。)
・・・三郎、しっかり守ってね^^;
あ・・・
さ、三郎おおおお><;
ゴーレム三郎、主人の盾となりて死亡(バラバラ)。
そんなゴーレム三郎のまさに献身的な護衛のおかげで
先へ進むことができた僕の前に現れる階段。
おお、ついに到着か!?
三郎、僕はやったよ!! おまえのおかげだよ!!
ありがとう!!ありがとう!!
一歩ずつ感謝の気持ちをこめながら、僕はこの階段を上るよ!!
そしてその階段の先には・・・!!
まだ続くんかい_| ̄|○
出口は、まだですか?
もういいかげん、いっぱいいっぱいなんですけど><;
この時点で、ペットは3匹目の武闘派プーさん(ケイブベア)。
あ、またエンカウント。ネコマタが2匹。
プーさん、護衛頼むぞ。よしよし、「No」とか言わなかったな。
これでこのターンもなんとか持ちこたえることができ・・・
あれ?
魔法使ってきやがったあぁ!!
あぼーーーーーん
そして羽ばたく、
ウルトラソウル(爆)
BUZZ:「・・・おまえ、なに裸でぶっ倒れてんだ?
バカンスに行くとか言ってなかったか?」
親父・・・何も、何も聞かないでおくれよ・・・
僕が、とてつもなく間違っていたんだよ・・・
バカンスっていうかただのバカだったんだよ・・・
また魂を戻してもらいに行かないと・・・
高いんですよね、あれ。
やっぱり、バカンスとか避暑とかいうのは、僕みたいな貧乏人が
考えるようなことじゃなかった、ってことですね(なんか違)。