第96話 骨肉の争い 〜嵐の三番勝負(後編)

 

 

 

こんにちは、3回戦は東門周辺在住のベティさんの家で行うという

ことなのでとりあえず移動してきたのですが、家主のはずなのに

なんか母さんの従者のように見えてしまうベティさんをちょっと不憫に

思っているSTINGです。

彼は普段から自分の家を勝手にゴミ捨て場扱いにされたりと、

わりと不幸な人生を送ってますね^^;

 

 

さあそれはさておき、母さん、最終戦の種目発表を頼む。

前回も言ってた通り、変な意図やハンディのない、文字通りの

真剣勝負となる内容でよろしく!!

 

STING母:

「ええ、この種目なら不公平はないので、精一杯頑張ってね♪」

 

 

おうよっ!!∠( ̄◇ ̄)

そりゃあもうこれからの生活がかかってるわけですからね、

絶対に負けるわけにはいかないのです。

たとえこの体がボロボロになろうとも、魂が飛ぼうとも・・・

この意識がある限り戦い続け、HUMMELに勝つ!!

そう、僕は今・・・燃えている・・・!!

 

 

 

STING母:

「最終戦は・・・

 ペットによるガチンコ対決よ!!

 

 

 

 

いや僕出番なしかい_| ̄|○

 

 

 

 

 

っていうか、なんですと? ペット?

最終戦なのに、ペット任せですか?@@;

 

 

    

 

母さんいわく、僕とHUMMELがそれぞれいつもおさんぽで

連れているこのペット達(↑)はもはや僕らの分身みたいな存在なので

その2匹で勝負をすれば、僕らが直接戦うことに等しいというわけです。

ちょっと強引でないかい(−−;

 

しかし僕が連れてるナイトメアは野性捕獲のレベル25で、

HUMMELのヒヨコはレベル2だから、まともに戦ったら勝負にならんぞ?

2匹にどうやって勝負させるつもりだ?

 

 

STING母:

「えーと。

 ・・・そ、そりゃもう、そのペット同士の話し合いでご自由に♪」

 

 

 

 

なんだそのムチャ振りはヾ(-ω-;)

 

 

 

母さん、ここまで来ていきなり思考を放棄しないでっ><;

ペット同士の話し合いって、そんなことできるわけないでしょ?

 

 

 

 

 

  

 

 

あ、なんか交渉してる( ̄▽ ̄;)

 

 

 

 

 

話はまとまったようです(笑)。

というわけでメアvsヒヨコの対決、ルール説明。

双方、可愛さを前面に押し出したキャラということもあり、

その人気の高さで勝負しようということになりました。

 

 

まずベティの家の奥で、2匹が待機します。

 

 

 

そして入口に↑のような看板を設置して、家を訪れた人に

どちらが可愛いかを判断してもらい、可愛いと思った方のペットの

前に、何かアイテムを置いてもらいます。

そして2時間後、2匹の周りに置かれたアイテムのランクを合計し、

(ランク2のアイテムであれば2ポイント)合計ポイントで上回った

方が勝ちということです。

 

よーしメアよ、こうなった以上おまえに頼るしかない!!

頑張れよ!!っつってもただ立ってるだけだけど!!

 

さあHUMMEL、決着をつけようじゃないか!!

 

こうして、最終戦の火蓋は切られた・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひま。(= ̄Д ̄)y─┛゜゜

 

 

 

 

 

 

なんせ、ただ待ってるだけですからねぇ。

「嵐の三番勝負」とか煽っといて、こんなんでいいんかいな(−−;

 

そんなこんなで、2時間経過。

いよいよ結果が出るときです。

心臓の高鳴りを感じながら、ベティの家へ向かう僕。

 

そして、そこで僕が見たものは・・・?

 

 

 

 

 

 

 

一匹増えてる@@;

 

 

 

 

 

 

 

「ずもももも」って・・・

誰ですかこんなオイタをするのは!!

面白いじゃないですかっ^^;

 

 

 

そんな乱入ウーズはさておき・・・

HUMMEL代理・ヒヨコの前に置かれたアイテムランク集計!!

 

・やや欠けたアメジスト(R4)

・リーユンリング     (R1)

・ルーンキューブ    (R1)

・1ゴールド        (ランク対象外)

・アルカディア古銭   (R3)

・ハードレザーアーマー(R2)

 ⇒ 計11ポイント

 

 

 

なるほど、なかなかバラエティーに富んだラインナップですね。

しかしゴールドはランク表示がないので、ポイントに加算されないのが

ちょっと惜しまれます。

それでは、僕の代理・ナイトメアが獲得したアイテムのランクを

ひとつひとつ見ていくことにしましょう!!( ̄◇ ̄)ノ

 

 

 

・1ゴールド        (ランク対象外)

 

 

  

・1ゴールド        (ランク対象外)

 

 

  

・1ゴールド        (ランク対象外)

 

 

  

・1ゴールド        (ランク対象外)

 

 

 

 

嫌がらせかっ(−"−;

 

 

 

 

 

 

いまだポイントゼロ。

やばい。これはやばい。後半の巻き返しに激しく期待!!

ていうかマジ頼むって!!><ノ

 

 

 

・かなり欠けたソグディアナイト(R2)

 

 

や、やっとポイントが入った・・・

しかし2点か。もっとガツンと稼がないと、HUMMELの11ポイント

には到底追いつけません。

次・・・次はどうだ!?

 

 

 

 

・ガーネット (R5)

 

 

 

おおおおお(〃▽〃)

 

 

 

 

 

 

かつてR5赤宝石にこれほど喜んだことがあろうか、いやない(反語)。

これで一気にトータルは7ポイントに!!

あと4ポイント。面白くなってきましたよー♪

さあ次はなんだ?

 

 

 

 

 

うおっ、メンブレムヤシ!?Σ(・д・ノ)ノ

 

ギルモンのおやつに使われる、高級品じゃないですかっ!!

どのくらい高級かというと、店で買ったら2,520円もするもので、

それすなわち・・・

 

 

 

 

 

僕の全財産の半分を

 

上回りますヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

 

・・・言ってて、悲しくなってきました(ノへ≦。)

 

 

 

 

そんな超ぜいたく品とも言えるメンブレムヤシをこんなところに

ポンと置いてくれるだなんて、太っ腹な人がいるものですねー^^

ありがたや、ありがたや♪

 

 

 

 

 

でもランク1 _| ̄|○

 

 

 

 

 

高級感のわりに、ランクは低いのね・・・

なんかすっごくぬか喜び><

 

さあ、あと1つ!!

ラストは何だっ!?

 

 

 

 

・未鑑定紫宝石    (R?)

 

 

おっ、未鑑定ですか。

さすが最後だけあって、引っ張りますね〜^^;

早速HORNETを呼んで、鑑定させなければ。

おーいHORNET、鑑定頼む。

 

HORNET:

「ははーっ、了解致しましたぁ♪」

 

 

 

 

っておまえ、FPないじゃないか。

準備の悪いやつだなあ、早く病院行って回復してこい。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだった_| ̄|○

 

 

 

 

 

 

仕方ないので、昔クラブムーンで購入して銀行にずっと置きっぱなし

だったビールを使って微妙にFPを回復させてやることにしました。

いつか何かのネタに役立つかもと思って保管していたのですが、

まさか純粋にFP回復のために使うことになるとは・・・(−−;

 

心配するなHORNET。この勝負でHUMMELに勝てばお金が入る。

そうすればいくらでも回復できるし、鑑定だって好きなだけ

できるんだっ・・・><;

 

 

HUMMEL:

「・・・兄ちゃん、なんか見てて痛々しいよ。」

 

 

 

うるさいっ(。−`ω−)ノ

 

 

見てろよHUMMEL。

今までのポイントが8ポイントで、おまえの成績が11ポイントだから

この紫宝石の鑑定結果がR3ならば同点、R4なら僕の勝ちなんだ。

 

さあ、逆転勝利の夢を乗せて、レッツ鑑定!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな気はした(泣)

 

 

 

 

 

最終戦終了

● STING

○ HUMMEL

(通算戦績:HUMMEL2勝1敗)

 

 

 

 

 

結局、負けてしまいました・・・

極貧生活、脱出ならず。

明日からどうやって生きていけばいいのか・・・(ノ◇≦。)

 

 

HUMMEL:

「兄ちゃん、いいよ。お金分けようよ。

 ボク別に当分そんなにお金使う予定ないし、

 父さんやHORNETさんも含めて、みんなで分けて使えば

 いいじゃないか。」

 

 

なっ・・・バカもん、同情なんかいらんわぁ!!

敗者はただ去るのみ。勝者から施しなど・・・受けぬ!!

なにっ、尊敬する兄に辛い思いはさせたくない??

むしろ僕がお金を受け取らなければ、おまえはそこで切腹して

果てるつもりだと!? 何をバカなことを!!

こんな兄のために命を粗末にするんじゃない!!

プライドを捨ててお金を受け取るか、弟を死なせるかの2択とは・・・

なんて残酷な選択を求めるんだ、卑怯だぞHUMMELっ・・・!!

そこまで言われれば、受け取らざるを得ないではないかっ!!

 

HUMMEL:

「・・・言ってない(−−;」

 

 

 

 

えー、そんなわけで・・・

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう弟よヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

 

勝負には負けましたが、優しい弟のおかげでとりあえず

当面の経済危機は脱しました。家族愛って、いいね(〃▽〃)

みんなで仲良くお金を分け合って・・・

 

 

 

 

 

 

HORNET:

 

「いや配分おかしいでしょ!><」

 

 

 

これにて一件落着♪

 

 

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