第67話 HERO(ヒーロー)

  

  

 

こんにちは、第43話で習得して以来ろくに役に立ったためしが

なかったスキル「盗む」を、消さなくてよかったとしみじみ感じる

STINGです。

 

 

ぐへへ、これを売ったお金で

 

またカジノ突撃じゃヽ(゜▽、゜)ノ←病気

 

 

 

 

 

さてさて早速今回の本題ですが、先日INした際、何気なく

アドレス帳を見てみると、我らがギルドGMへびちゃさんの

名刺がこんな表示に。

 

 

どんな男やねん、というツッコミはさておき

どうやらへびちゃさんは今、おそらくギルメンの方と一緒に

リザードテイル団のクエ中のようです。

 

その刹那、僕の脳内に神の啓示が駆け巡る・・・!!

 

 

加勢しに行こう、と。

 

 

 

 

普通に考えればへびちゃさん達がリザードテイルに苦戦する

などとは到底考えられないところではありますが、それでも

なぜか「行かなければ!」という気になってしまったんだから

仕方ないですねー^^;

 

 

それに、もしかしたら僕の力を必要としてるかもしれないし♪

 

・・・以下、妄想劇場。

 

 

 

へびちゃ:

「うおお! 神がかり的な超絶アンラッキーと、

 ボーンヘッドどころかむしろボンキュボーンヘッドな

 激ミスが奇跡的に重なりまくって、大苦戦だー!!」

レヴ:

「ひぃぃぃ、このままじゃやられちゃうーー><;」

 

 

 

 

とおぅっ!!

 

 

 

待たせたね、皆さん!!

僕が助けに来たからには、もう安心ですよっ♪

 

へびちゃ:

「STINGさん、何ていいところに来てくれるんだ!!

 貴方は俺たちのヒーロー、救世主だよ!!

レヴ:

「わーいSTINGさんだー、

 ステキーしぶいーかっこいいーーー(はあと)♪」

 

さあ形勢逆転、一気にいっちゃいましょう!!

 

ドカバキグシャバスどっかーん!!

 

・・・こうして、仲間達の命は救われた・・・

 

 

 

 

へびちゃ:

「ありがとうSTINGさん!!

 貴方がいなけりゃ、どうなってたことか・・・

レヴ:

「ありがとうございましたぁ、命の恩人さん(〃▽〃)」

 

はっはっはっ、礼には及びませんよ。

では、僕はもう行きますね。さらば!!

 

シュワッチ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

完璧だ(= ̄Д ̄;)y─┛゜゜

 

 

 

 

 

 

素敵すぎるイメージトレーニングを終了した時点で、

僕はもはやノリノリです。

 

そう、僕はヒーローになるのです。

 

 

こうしちゃいられません、早く追わなくてはー!!

 

 

追いかけて〜雪国〜♪

 

ってなわけで、やってきましたトカゲの巣。

待っててください皆さん、

ヒーローSTINGがいま参りますよ〜^^

 

とにかく追いつかなければ話になりませんので、

ひたすら先へ進むことを優先、エンカウントは全逃げです。

 

 

↑タコ殴りにされるレオン君の図。

 

 

 

すまんレオン。

欲求不満だろうが我慢してくれ。

 

今は、へびちゃさん達に追いつき加勢するということ、

それだけを考えて先へ進んでいるのです。

僕の目に映るのは、下へと続く階段のみ!!

他の物は一切、視界に入りません!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、何か見えました?( ̄◇ ̄:)

 

 

 

宝箱? ナンノコトデスカ?

映像の乱れ・・・ってやつじゃないですかねー?

 

僕はただひたすら先へ進むことしか考えていないのです。

宝箱があったとしても、ヒーローはそんなものには全く

興味はないのです。

 

たとえ、仮に、万が一、何かの間違いでその箱を開けたとして

その中身が激しくいらない物だったとしても、

今回の旅の目的には一切関係ないのですから(ノ◇≦。)。

 

とにかく、「急いでるくせに宝箱はしっかり開けてるやん」

みたいな人聞きの悪いデマはやめていただきましょう。

今の僕の視界に入るのは階段のみ、って言ってるでしょ?

宝箱だろうがキューブだろうが、

そんなものは無視です、シカトです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・はっ、また

 

映像に乱れがっ(爆)

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、全逃げなので一匹もモンスを倒していない

はずなのに、なぜか所持品にキューブが増えているという

怪奇現象も無視して、ついに最下層へ突入!!

 

待たせたね、皆さん!!

僕が助けに来たからにはもう・・・

 

 

 

 

 

誰もいませんよね。

そうですよね。

そんな気はしましたよ_| ̄|○

 

 

 

 

くう、遅かったか・・・

一切道草せず、ひたすら最短距離で突っ走ってきたのに。

 

               ( ↑ ヘ(..、ヘ)☆\(゜ロ゜ ) )

 

 

 

僕も一緒にボス戦やりたかったなー。

うーん残念。

でもまあ仕方ないですよねー。

 

それじゃまあ、そんなわけで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

とつげきぃーヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

 

 

 

何が「そんなわけで」なのか、わかりませんか?

大丈夫、僕もわかりません(笑)。

 

 

 

 

 

 

あースマンスマン、急いでたから

それ全然見てなかったわ( ̄▽ ̄;)

 

 

 

 

 

会社の上司か僕は。

 

しかし噂によると、看板に書いてある内容は結構笑えるとか。

今度来た時には、ちゃんと読むことにしましょう。

ごめんなさいスクエニ様、せっかくの小ネタを無視して^^;

 

ところでこのリザードテイル団、パーティーで来れば問題なく

倒せるのでしょうけど、僕のレベルじゃ単騎では無理という

ぐらいの微妙な強さ。

(いや、僕と同レベルでも倒せる人は倒せるのかもしれませんが)

そのおかげで、画像的にはあまりおいしくないダメージ数値を

繰り出してきます。

 

 

 

ああもう、この中途半端な

痛さってすんごく嫌><;

 

 

 

しかも『敵10匹+連撃を頻繁使用』で、かつ今回

おまえら仲悪いんか、ってくらい連携もほとんど発動

しなかったので、敵の攻撃の長いこと長いこと(−−;

 

↓こんな感じの戦闘になってしまいました。

 

 

バシッ!!(←僕の攻撃)

 

どかっ(←以下、敵の攻撃)

どかっ

どかっ

がっ、がっ、がっ(←連撃)

どかっ

どかっ

どかっ

がっ、がっ、がっ

どかっ

がっ、がっ、がっ

 

 

 

 

頼む、ひと思いに

 

飛ばしてくれ(ノ◇≦。)

 

 

 

 

 

 

 

やがて生殺しタイムは終了し、崩れ落ちる自称ヒーロー。

 

無性に長く感じました・・・

でも帰れる。これで帰れるんだ・・・(−−;

 

 

 

 

 

ギルドのいつものたまり場に戻ると、既にリザードテイルから

帰還していたギルメンの皆さんが何も知らない様子で談笑中。

 

うーん。僕の予定(妄想)では、この人たちから感謝感激の

言葉を投げかけられまくる予定だったのに。

ヒーローには、なれなかったなぁ・・・

 

こんばんは〜(。−`ω−)ノ

 

 

レヴ:

「あれ、なんか怪我してるヒトがw」

 

 

うん、ありがとう。ありがとうレヴさん。

でも、この怪我は別に大したことじゃないですから。

だから、気にしないでください。

でも不思議だな。

なぜか涙が止まらないや〜(=TДT)y─┛゜゜

 

 

 

 

〜 おまけ 〜

 

 

今さらという気もしなくはないですが、塔の王冠取り単独ツアーにも

行ってきました^^

なんせ95〜100階という、犯罪的な強さを誇る敵が現れるエリア。

当然全逃げですが、一度でも逃走を失敗したら終わりですね。

まあダメ元ってやつです。

 

どれくらいもつかな〜?

 

 

 

 

初 戦 。

 

 

 

 

 

 

ぐしゃ

 

めきょ

 

ばしゅ

 

ぴゅーん

 

 

 

 

 

 

今回のTOPで述べましたちょっとした臨時収入は、

こんな感じで順調に消費中です。

次回のカジノまでもつのだろうか(−−;

 

 

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