第38話 その日は、来た

 

 

 

こんにちは、いつしか勝手に兄弟やら代理やら偽者を名乗る

者まで現れてしまっている、マニアに人気のSTINGです。

どうでもいいですが、「STING本人」を名乗る奴が

なんでエイやねん。

 

せめて人間になってから名乗ってください><;

 

 

さて、そんなことより、今日は大変ですよ。

えらいことですよ。姉さん事件ですよ。親分てぇへんですよ。

サザエさん風に言うと、

「カツオびっくりする」「ワカメどっきりする」「波平しゃっくりする」

 の3本ですよ。

 

何がそんなに大変かって、ついに、ついに僕STINGが

王宮兵士になる日が来たのです!!

 

 

 

 

レベル50まであと経験値400弱。

経験値が入るところであと1回戦えば、まず間違いなく上がります。

称号も赤犬もクリアしておりますので、もはや僕をさえぎるものは

何もありません!!

 

 

しかし・・・

 

だがしかし!!

 

王宮になる前に・・・やっておかなければならないことがあるのです。

奴との戦いに、ケリをつけておきたいのです!!

  

 

何度も辛酸をなめさせられた永遠の宿敵(とも)、

憎いあんちくしょう、ルール無用の残虐ファイターこと

オズナグ氏です!!

 

というわけで僕は、これまでネタ・否ネタ合わせて幾度となく

戦ってきた彼との最終決着戦の場へと旅立ったのでした・・・

 

 

 

 

 

まずはセオリー無視のオズナグ残し。

 

 

 

 

 

そして熊を全滅させた後、BUZZはログアウトで離脱、

使い魔はReturnで撤収。

 

・・・舞台は整いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

STING:「もう邪魔者はいない!!

      ケリをつけてやる!!」

 

ナグ:「へっ、味な真似をッ・・・!!

    だがよ、後悔するぜィ!!」

 

STING:「オズナグ敗れたり!!」

 

ナグ:「ほざけぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

ほぁたたたたたた!!!

 

 

 

 

ナグ:「けっ・・・貴様の力は・・・

    その程度かッ!!」

 

STING:「愚かなりオズナグ!!

      もはや勝負あった!!」

 

ナグ:「なんだとォッ!?」

 

 

 

 

ヴシュウゥゥゥッ!!

 

 

 

 

ナグ:「ぐああああ!!」

 

 

 

 

 

 

・・・とまあ、激しく演出過剰な戦いの末、

ミート君を救うために自らのツノを折った時のバッファローマンの

ように体中から血を吹き出して崩れ落ちるオズナグ。

 

 

 

 

勝った・・・

 

強かったぞオズナグ。

 

やはり、レベル50到達というメモリアルな瞬間を迎えるには、

それなりの相手というものが必要です。

 

そして、彼はそれにふさわしい男だった。

 

ついに僕は至福の瞬間を迎え・・・ん?

 

 

 

 

 

 

例のレベルアップのファンファーレ音が聞こえない・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は経験値くれないんでしたか

 

あらそうでしたか

 

忘れてましたうははははは(爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は何しに来たんでしょう(泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑腹が立ったのでオズナグのズボンを脱がしてやりました。

 まあいわゆるボンタン狩り。

 勝負の世界に生きる者の掟ですね(違)。

 

 

 

 

 

結局、レベル50到達の瞬間はその後高地低層でフツーに

ナイフチキンを倒すことで孤独に迎えることになりました。

 

 

最初からそうしとけ_| ̄|○

 

 

 

 

まあ、何はともあれ、レベルアップです。

 

そしてそれにより、めでたく王宮兵士となりました!!

 

ありがとうございます、皆様のご協力のおかげです!!

 

 

 

 

 

↑ くどい。

 

 

 

 

 

いっそ、ギルド名も変えてもらおうかなぁ?(死)

 

 

 

 

 

いやーしかし「王宮兵士」、なんて素敵な響きなんでしょう♪

 

呼び名が変わっただけで、なんかとてつもなく強くなったような

気分になってきますね!!

 

そう、今の僕なら

 

闘技場の牛鬼にも勝てるような

 

気がします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・まあ、気のせいってことで(爆)。

 

 

 

←BACK ◆ TOP ◆ NEXT→