第58話 真紅に染まった別離(後編)
さてさて、さっそくですが前回の続きです。
既に皆さんはターゲットを切り替え、気持ちも新たに
下僕狩りに向けて気合入りまくりです。
下僕 「ち、ちょっと待ってくださいよーー!!
聞いてないですよーー!!
もともとドリスト様が言い出した企画なんでしょー!?
最後まで責任取ってくださいよー!!
なんで僕がいきなり殺され役なんですかー!!」
・・・仕方ないだろ、PK魔はPKされることもできないってことを
知らなかったんだから。
だいたいおまえ、
主人の身代わりで死ぬなんて、
下僕としての究極の姿じゃないか。
さすが私が一人前と認めただけのことはある。
成長したもんだ、うんうん。
そんなことより、イベント中ギルチャが使えないと何かと不便
なので、下僕を一時的に「光と影」に入れてもらわなければ
ならないのですが、いま定員いっぱいだそうです。
そんなわけで、
私が抜けました^^;
・・・・いや確かに、抜けるとは言いました。
でも、このイベントが終わってから、もっと色んな想いを込めて
「脱退」ボタンを押すつもりだったんですが・・・
まさかこんなドサクサ紛れで
脱退の瞬間を迎えようとは(爆)。
まあ、それも私らしいといえば私らしいのですが^^;
・・・さあ、これで下僕も一時的に「光と影」に加入、
準備は整いました!!
ドリ狩り改め、下僕狩り開始です!!
以下、ダイジェスト形式にてどうぞ。
うぎゃーーーーーーー
ぎええーーーーーーー
ぐぼはぁーーーーーーー
・・・いや、ダイジェストっつーか、
ただ死にまくってるだけやん。
まあそれはさておき、その豪快な死にっぷり、見事!!
さすが私の下僕(笑)。
でも、肝心の景品ドロップがイマイチ。
そりゃあまあ、今回はPK魔じゃなくてPK犯で止めておいたため、
ドロップ率も1/4しかないですからね・・・
要するに下僕、死にっぷりはいいのですが
無駄死にが多いです(鬼)。
そんなわけで、イベント開始から結構時間が経ちました。
ちょっと長くなってきました。
さっさと景品落とせよ下僕!!
またハズレかよ・・・
通りすがりのモンスターの方が、ちゃんと29ゼン落としてる分
まだマシだぞ。
死にっぷりの良さはもうわかったから、景品落とせっちゅうねん。
既にこのイベント、
「お得度★
間延び度★★★★★」
みたいな感じになりつつあったり・・・_| ̄|○
そんなわけで、皆が血の匂いに飽きてきた頃を見計らい、
イベントを終了させることに。
「 ラスト1回〜!!
次、下僕をヌッ殺した人には、ドロップに
関係なく、生命の宝石を贈呈〜!!」
と、煽ってみる。
さあ、最後の殺戮者となるのは誰かな?
女帝が来たよーーーー。
ついさっきまで「だって全然いないんだもん」とか言いながら
下僕よりもむしろハートの方を真剣に探していた
(おい><;)さくらさんが、ここ一番で勝負強さを発揮です。
次の瞬間、
ノリア中に響き渡る断末魔の悲鳴。
・・・イベントは終了です。
よって、下僕も用済みです(激鬼)。
・・・しかし、終わったのはイベントと下僕の出番だけでは
ありません。
「光と影」のメンバーとしての私の時間も、終わりの時を
告げようとしているのです。
ボロ雑巾のようになって転がる下僕と交替し、景品贈呈と
最後の挨拶及び記念撮影のために再び皆の前に姿を現す私。
もう、ここからはあまり詳しく書きません。
ていうか、書けません。
だって、思い出すとさびしくなっちゃいますから。
この文を書いてる今でさえ、涙で
キーボードが洪水状態です(言いすぎ)
皆さん、今まで本当に
ありがとうございました><;
また、ひょっこりINした時とかには、遊んでやってくらさい・・・
次回、最終話です!!