第3話 忠実なる下僕(後編)
下僕に働かせてる間、のぞき活動にいそしむドリストです。
窓が開いていると、のぞきたくなるのは人情ですよね。
窓が開いていると、中では しずかちゃんがお風呂に入っている
ような気がしてしまうのも割と一般的ですよね。
さてさて、昨日の続きでしたね。
私が渡したゴミ品を下僕はちゃんと売りさばくことができたのかな?
昨日あの後、彼はこんな感じでロレに突っ立ってましたけど。
「不幸な奴隷を救って・・・」って、
初手から泣き落としですか。
まあそうでもしないと売れないと思ったんだろうけど、
世の中そんなに甘くはないですよーー。
・・・あ、いたいた。
予想通り、同じ所に突っ立ったままですね。
・・・ん?
商店BOXが開いてないぞ?
あの野郎、サボってやがるな。
おいおい、何やってんだ下僕!!
・・・なんだ、その勝ち誇った顔は!?
完売かよっ!!
・・・何ホントに売りさばいちゃってんだよっ!!
しかも全部3倍近い売値でさばいちゃって、
文句つけようないじゃん!!
「いっこも売れねー」ってことになって
じゃあ予告通りお仕置きだー、ってなもんで
「裸でGO!GO!墓場外周マラソン」を決行して
無残な最期を遂げる不幸な下僕・・・っていう
私が描いた筋書きはどうなるんだよ!!
流れを読めやー!!
(やつあたり全開)
・・・しかしまあ、優しい人もいるものです。
お買い上げくださった方、ありがとうございました。
今回の企画で得た収入は全額ユニセフに寄付致します。
(ごめんなさい、嘘です)
・・・さて、予定が大幅に変わっちゃいましたが、
オチをどうしよう。
ノルマを果たした下僕に対して
「オチのために死んでこい」
って命令するのもさすがに
人として間違ってる気もしますねー。
・・・しかたない。
自らマラソン敢行。
ルール:当然裸。攻撃及び赤水携帯不可。
(杖を手にしておりますが、飾りです^^;)
終了。
まさか100歳過ぎてロレで死ぬハメになるとは・・・
骸骨よりも、遠距離攻撃してくるあの暑苦しい格好した
おじさん達の方がよっぽどきついっす(;;)。
公式記録=9周と4分の1(しょぼっ)